骨粗鬆症

最近、よく耳にする「骨粗鬆症(こつ・そしょうしょう)」。骨の量は30代でピークに達し、その後は年齢とともに低下していきます。特に女性の場合は閉経後、急速に減少します。骨粗鬆症も生活習慣と密接にある病気です。日常生活での予防がとても大切です。



★骨の健康度チェック!〜あなたは何点〜

次の質問のうち、自分に当てはまる項目を選び、点数を合計して下さい。

1:牛乳や乳製品をあまり食べない

2点

2:小魚や豆腐をあまりたべない

2点

3:タバコをよく吸う

1点

4:酒類はよく飲むほうだ

1点

5:天気が良い日でもあまり戸外に出ない

2点

6:運動はもちろん、身体を動かすことが少ない

4点

7:最近背丈が縮んだような気がする

6点

8:最近背中が丸くなったり、腰が曲がった気がする

6点

9:ちょっとしたことで骨折したことがある

10点

10:体格はどちらかといえば細身である

2点

11:家族に「骨粗鬆症」と診断された人がいる

2点

12:糖尿病であったり、胃や腸の手術をしたことがある

2点

13:閉経をむかえた(女性)、70歳以上である(男性)

4点

14:月経が不規則である(女性)

1点


10点以上

6点以上

3点以上

骨が弱くなっていると考えられます。一度医師の診察を受けて下さい。

骨が弱くなっている危険性があります。注意しましょう。

今後骨が弱くなる可能性があります。日常生活に心がけましょう。





☆ 骨粗鬆症って何ですか?
骨の中のカルシウム量は年齢とともに減る傾向を示しますが、若い頃の半分〜1/3くらいまで少なくなってしまうと、骨はスカスカになって日常の生活に耐えられなくなります。この状態を「骨粗鬆症」といいます。



☆ どんな症状が出るんですか?

  1. 背中が丸く、腰が曲がってきます(円背『えんぱい』といいます)。
  2. 背丈が縮んできます。
  3. 背中や腰が痛くなります。
  4. 骨がもろくなっていますから、ちょっとしたことで骨折するようになります。

※ この病気で一番問題になるのは、骨折すると治るのにも時間がかかり、結局、寝込んでしまうために内臓の動きも悪くなって「寝たきり老人」になってしまう心配があります。




☆ どんな人が骨粗鬆症になりやすいんですか?

  1. 閉経をむかえた女性か、70歳以上の男性
  2. 家の中でじっとしていて、あまり動かない人
  3. カルシウム不足、その他栄養バランスの悪い人
  4. やせている人
  5. 家族に骨粗鬆症と診断されている人がいる
  6. 糖尿病、または胃や腸の手術を受けたことがある人
  7. 月経が不規則な女性

あなたは大丈夫ですか?




骨粗鬆症の予防対策

骨粗鬆症予防はなんといっても骨を丈夫にすること。そのためには、骨の材料になるカルシウムをたっぷりとることが必要です。同時に、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをとったり、カルシウムの利用を妨げる塩分・アルコール・タバコを控えるなどの注意が大切です。


☆食事
かしこい食事で骨太ライフ〜カルシウムを上手にとるコツ〜

  • カルシウムを十分に!
    乳製品のカルシウムは他の食品より吸収率がずば抜けて高いのが特徴。牛乳やヨーグルトは1日200〜300ccはとりたいですね。

  • タンパク質は適量を
    タンパク質のとりすぎは、カルシウムの利用を悪くします。1日3回食事をとり、毎食、魚・肉・卵・大豆製品を使ったおかずを1品、とるようにします。

  • 塩分のとりすぎに注意
    塩分のとりすぎは、カルシウムの利用が悪くなります。骨ごと食べられてカルシウムが多い小魚も、骨を強くしてくれる食品。ただし、塩分の多い干物は食べ過ぎにご注意を。

  • アルコールは控えめに
    アルコールの飲み過ぎは、カルシウムの吸収を妨げます。ビールなら中ビン1本、日本酒なら1合弱、ワインなら小グラス2杯が目安

  • ビタミンDをとる
    ビタミンDはカルシウム吸収を助けてくれます。魚や肉の肝臓、バター、卵黄に多く含まれています。

  • リン・マグネシウムも必要
    リンは殻類や肉類に、マグネシウムは幅広い食品に含まれ、共に骨の材料になります。ただしリンのとりすぎはカルシウムの吸収を妨げます。炭酸飲料や練り製品、スナック菓子はリンが多いのでほどほどに。


☆運動
適度な運動を心がけましょう
座ってばかりいて身体を動かさないと、筋力が落ち骨がもろくなります。骨に適度な刺激を与えるために、適度な運動を日常生活に取り入れましょう。

【自分の体調にあわせて、楽しみながら運動しましょう】

  • 手軽にできる運動から始めましょう。
  • 激しい運動は必要ありません。
  • 陽の下で快適に。

※注意事項
・一回の運動は30分以内に
・転倒しないよう、ズボンや運動靴で
・ストレッチ体操をしてから始めましょう
・具合が悪くなれば直ちに中止して、医師の診察を受けて下さい。




☆日光浴


ビタミンDをつくりだし、カルシウム吸収を助けます

カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは、日光浴でつくられます。皮下脂肪にはビタミンDになる前の物質があり、日光の紫外線を浴びることによりビタミンDに変化。ただし、日焼けするほど日光浴をする必要はありません。木漏れ日程度の日差しの下、散歩してみませんか。